公共経済プログラムの核となる一橋大学経済学研究科の公共経済部門では、アジア公共政策プログラムなどと共同で、国際的なシンポジウムを開催してきました。そのトピックは、税制、年金制度、医療政策、地方財政など、多岐にわたり、アジアを中心とする世界各国の様々な政策課題に対する理解や見識を深めるのみならず、政策研究者や政策担当者の連携/ネットワークの形成に貢献する重要な場となっていると、参加者の方々から高い評価を得ています。
言うまでもなく、このような国際シンポジウムは、学生にも参加の機会が広く開かれています。世界各国からの研究者や政策担当者と接する機会を通して、国際的な視野から政策問題について考えることができる人材が育っていくことを期待しています。今後とも、「アジア・太平洋における拠点の構築と世界への発信力の養成」というミッションを理念の一つとして掲げる政策大学院において、このようなシンポジウムを定期的に続けて行く予定です。