インターンシップ

一橋大学国際・公共政策大学院のインターンシップの取り組みについてご紹介します。

インターンシップの概要

 大学院修士課程は、基本的にそれぞれの専門分野でより深い理論研究を行うところですが、専門職大学院の特色のひとつは、学んだ理論を実務に生かすためのさまざまなトレーニングを受けられるという点でしょう。 インターシップ・プログラムは、まさにその一環として重要な意味を持つものです。

 インターンシップを希望する学生は、中央省庁、地方自治体、海外の国際機関や国際援助団体など、これまでは比較的アクセスしにくい分野でインターンのポジションを自ら見つけてくる必要があります。

 また、国際機関でのインターンシップは、まず、英語で職務可能であることと主体的に業務にかかわれるだけの実力と意志を持つことが必要となってきます。

 インターンシップは基本的に無給であり、海外ではとくに渡航費・滞在費などの負担もあるため、寄附金等の助成金により、意欲ある学生に対して財政的支援を行うこともあります。

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インターンシップの構成

 基本的には、事前研究・実地研修・事後研究の3段階から構成される。

 大学院生に対するインターンシップは近年さまざまな機関・団体により行われるようになってきているが、インターンシップは、事前研究、実地研修、事後研究の3段階から構成されるものであり、それぞれの段階における目的は以下のとおりである。

  1. 事前研究:インターンシップ・プログラム履修希望者は、必要に応じて各プログラムに所属の教員と相談のうえ、自らテーマを設定し、そのテーマにおけるこれまでに取り組みと課題を研究し、そして自らの実地研修での目的を整理する。
  2. 実地研修:上記の課題について、大学院で学んだ学習内容と、研修先の組織・団体の取り組みとの関連性、研修先機関・組織の課題などについても考慮しながら、受け入れ先機関において研修を行う。
  3. 事後研究:実地研修に基づくと、自らのテーマについて、どのような解決策を提示することができるか、あるいは新たな問題提起をすることができるか、さらに、大学院で学んできた理論・議論はどのように再構築すべきか、などの点について、自らの見解をまとめる。

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霞ヶ関公共政策大学院生インターンシップ

 人事院では、公共政策大学院や法科大学院の学生を対象に、行政の現場や政策決定など行政事務に係る就業経験の機会を付与することを通じて、これら大学院の教育に協力するとともに、行政に対する理解を深めてもらうことを目的に、各府省と連携して、平成19年度以来、霞が関インターンシップを実施しております。

 実施スケジュール等はおおむね次のようになっております。

5月中旬 各府省のインターンシップ課題を決定、大学院を通じて学生の募集
7月中旬 受入れ学生の決定(各府省で学生を決定)
7月~9月 実習(各府省で受入期間は異なります)
9月~12月 課題研究の整理
12月下旬 課題研究の発表会

 なお、一橋大学国際・公共政策大学院では、例年10名程度の学生を各省庁に派遣しており、各学生の研究課題の報告書は以下の通りです(随時掲載します)。

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霞が関公共政策大学院生インターンシップ報告書

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